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Feb 26, 2007
「チアンイジ!」の錬金術

知事は今の警察制度が政治的中立性を担保することで成立しているのをご存じなのか。

すでに旧聞に属しますが2005年6月、浅野史郎・前宮城県知事が犯罪捜査報償費(県費)の予算執行を停止したのはご存じのとおり。上の発言は定例の記者会見で警察庁トップが吐き出した反論の一部です。説得力は皆無。かつての警備局長が残した以下の発言から日本警察に「政治的中立性」などあろうはずがないのは明らかです。

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「わが罪はつねにわが前にあり」松橋忠光(元警視監)著より

昭和41年5月4日、警察庁警備局長発言

.....警察は、選挙について、暮れのうちに票読みをやるべきだ。票は、警察として増やせはしないが、取り締りで減らすことはできる。革新がふえることは、警察が自己の足もとを堀り崩すようなものだ。警察が戦後、中立性と民事不介入の二原則を立てたのは、戦後の警察を誤らしめた二大悪である。都知事選挙は警察の死活問題である。公安条例もだめになるし、警察官の増員も不可能になる。日共を躍進させるのは警察としておかしい。
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これを受けて著者の見解が続きます。
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.....それは、自民党政府が崩壊すれば日本の危機だと思いこんでいることを示し、「社共連合政府ができたらわれわれの存在はなくなる」と言った局長の奇怪な不安が裏づけていた。.....
ここには明らかに警察法の無視、憲法の民主主義原理の否定の発想があり、極端な利己主義(国民との対立における)がある。高い官職と俸禄の上に胡座して、税金をむさぼり、国民をして官僚に奉仕せしめんとする旧内務官僚の傲慢がある。その発想・思想の内容は、国家はあっても、国民はなく、また現在の支配層への服従はあっても、国民に対する奉仕はない。反共意識がそのまま現政権への隷従に連なり、物質的利欲のみに心を奪われたエリート官僚の醜悪な心情がむき出しになっている。
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たまたま公務員試験にパスしただけの傲岸不遜な東大出。国民の血税を食らって大学卒業。高給を食み裏金と称して公金横領のかたわら霞が関の階段を上り詰めて人殺しの総本山・警察庁警備局へ。全国の殺人集団を陰で操る裏理事官から局長ポストへ。いっぱい血にまみれた身体で公金横領組織・日本警察トップの座へ。悪事の限りをつくして警察御用達団体へ天下り。補助金という名の公金を食みポリス関連団体を渡り歩いて退職金が濡れ手に粟。

渡り鳥生活を経て。警察庁長官経験者、警備局長経験者、旧内務省の復活を夢想する特高残党。政界に巣くう右翼政治屋、超国家主義者。さらには旧財閥系に連なるこの国の支配層の面々からなるいわゆる黒幕陣営へ殿堂入り。時には虫も殺さぬ面相でテレビにご出演。陰にまわればニッコリ笑って人を斬る。でっち上げた危険人物を拘束してしまえと天下ってわが世の春を謳歌する悪の系譜。傲慢官僚の国民狩り全国で展開中。

警察が殺しまでやっている事実を把握していたのかどうか。そこまで字面になってはいませんが、元警視監の松橋忠光氏は「期待される新警察庁長官への手紙」という形をとって警察官僚の腐敗の実態を指摘しました。1998年版「警察白書」によれば、97年度の警察庁予算は約2515億円(「日本の公安警察」より)。このうち公安警察の活動費として支出された金額が約470億円。末端にまで行き渡る頃にはほとんどピンハネされているといいます。末端のゴロツキポリが「自腹を切ってやがてはサラ金地獄に落ちるケースもあった」という証言も。

さらに同書は続けて、公安警察で重視されるのは、あくまでも情報である。情報に基づいて危機をあおり続けさえすれば、予算は無限の膨張を繰り返す。それをチェックすべき機能は存在しないと。警察官僚が標榜する治安維持。アリババの盗賊家業となんら変わるところなし。「ヒラケゴマ!」が「チアンイジ!」という呪文に化けただけのことである。


Posted at Feb 26 2007 23:35 | Comment(0)